完全週休2日制が定着しつつある今、日本でもレジャーのあり方が問われるようになってきています。そんな中、障害者や高齢者のレジャーはどうかというと、ボランティアや家族・友人に頼ること以外方法は少なく、限られた範囲内でしか楽しめないという声をよく聞きます。そこには、“してあげる側”と“してもらう側”という意識がまだ強く残り、本当にしたいことがなかなか要求できないようです。

 私たちはこれまで、障害者に向けてのスキー指導を数多く行なってきましたが、年々、スキー以外のレジャーに対しての要望も強く求められるようになりました。健常者が何かを始めるときには、多くの選択肢の中から、自分にあったものや、人(指導者、同伴者)・場所などを選ぶことが出来ます。しかし、障害者のレジャーの選択肢は、まだまだ少ないと言えるでしょう。

 そこで私たちは、障害者のレジャーの選択肢を広げていきたいと考え、障害や年齢に関係無く誰でもが普通に楽しめる「ユニバーサル」の考えのもと、「特定非営利活動法人 ユニバーサルスポーツ協会」を設立し、誰でも楽しめるユニバーサルなスポーツ指導を実践し、それらを専門的に行なっていくため、正しい知識を持った指導者や介助者の指導・育成にも力を注ぎたいと考えています。

 より良いものを求める、さらに上の技術を求めるということは、障害者であれ健常者であれ当然のことだと考えています。私たちは、そのより良いものや上の技術を障害者や高齢者に提供していくと共に、スポーツ・レジャーを通じて楽しみ(Pleasure)と笑い(Laugh)を提供していきます。

 しかし、活動を実践する上で不動産などの資産の保有や銀行口座の開設の際に支障がでることも予想されるため、法人化が急務となりました。ただし、この会は、すべての役員がボランティアで参加しており、営利を目的とする団体ではないので、いわゆる会社法人には似つかわしくありません。そのほか、誰でも楽しめるユニバーサル的なスポーツの振興という観点からも、特定非営利活動法人の設立が望ましいと考えています。
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